OSAKA淀川ウルトラマラソン・完走・感想記
3月29日(日)、
大阪の淀川のウルトラマラソンの100Kレース走ってきました。

22歳の時にフルマラソンデビューし、
途中10年程のブランクがありましたが、
フル完走歴は今まで37回。
50歳を過ぎ、
フル自己記録更新の限界を感じ出したことで
新なたチャレンジという気持ちは少しはありましたが・・
ホントの目的は、
私の周りでウルトラにチャレンジするランナーも増えてきたので、
指導者として自分で経験し実感しないと
それらのランナーの方にアドバイスもできないので、
まずは、最初の1回というつもりで・・でエントリーしました。
ウルトラマラソンは初夏から秋にかけての大会が多くありますが、
その時期はフルを目指すランナーにとっては走り込み時期。
ウルトラで走りこみは・・できますが、
あまりにも長すぎる距離なので、
レース中のトラブルの可能性もあり、
また完全回復までも相当時間がかかります。
そこで、私はマラソンシーズン終了の直後のこの時期なら・・・
と思い初チャレンジしました。
結果は・・・
8時間:57分12秒。平均ペース 5:22/kでした。
わりとアバウトなこの大会、
ほんとに100Kあったのとか、
あのショートカットとはどうだったかというのはありますが
約100Kを約9時間走り通せたことは、
私の新なたレコードとなりました。
マラソン走らない人にとっては、
42Kを走る通すこと自体信じられないことですが、
何回もフルを経験すると、
ヒトは新たなチャレンジもしたくなります。
太古の時代、狩猟生活のころ、
ヒトは、平均毎日20K歩き小走りし
獲物を追いその足跡を追い、
暮らしていたと推測されています。
その遺伝子にはない、
42Kのフルは
ヒトにとって非日常的で過酷な出来事。
だからどんなに走り込みをしていても、
レースでは、30Kを越えると脚が動きにくくなりますし、
レース後の筋肉痛は酷いです。
レース中に起こる痛みや脚の攣りは、
もう走りたくない走らないで・・
という体の本来の防御反応と思います。
でもそのフルの距離に順応し、
新たな遺伝子が生みこまれたランナーにとって
さらなる過酷なチャレンジ、ウルトラ。
で、私のウルトラ、超ロング走は、
5年前に鯖街道の本サバ80数Kを
7時間46分で走ったのが最長でした。
そして、・・・
今回のウルトラ100Kは、
ほぼ全コース走り抜りきることができました。
距離の自己新記録でした!
ウルトラレースはフードエイドが充実し、
走ペースも余裕があるので、
ゼリーや水分も何も携帯せず、
フルより身軽なスタイルで走れます。
その分、今回のフードステーションでは、
パン、カステラ、お寿司、バナナ、オレンジ、トマトゼリーと
各ポイントでしっかり頂きました。
でもステーションでは、
脚を止めないようにそれらを2、3個頬張り、
さらに両手に食べ物を持ち、20秒以内のロスでその場を立ち去ります。
ホント、F1カーレースのピットイン状態です。
手にした食べ物は、走りながら少しづつ口へ。
お腹が満たされたら、残りは手にしながら
またお腹が空くまで10K以上も持って走ってました。
バナナは変成し、黒く柔らかくなってもいました(笑)
で、コース中、
完全に立ち止まったのは小トイレ2回で、計60秒ほどでしょうか・・
そしてここからが本題で・・
ペース内容、
肝心の走りの内容からどんな経験が詰めたかと言いますと・・・
5Kまでは、5:40/k
5時40分スタートので、
体も気持ちもまだまだお休み中で、ぼお~としながら
~50Kまでは、5:20から5:10/kまで自然にペースアップ
単調なコースでしたが、
普段渡れない橋も通り写真もとりながらの余裕余裕。

徐々にペースアップしていったので、
前のランナーをどんど抜かすが、
この私をすっーと抜かしていった赤いウエアのランナーのフォームに見とれる。
「跳ねない、大きく動かない、ピッチ超重視」、これがウルトラと納得。
ハーフ50K地点、4時間23分で通過、
痛みはないが徐々に脚が重たく。
~60K 4:41/k
~70K 5:00/k
脚の重たいのを忘れ、
折り返しのすれ違いや知り合いの沿道の応援で
元気になり調子でノリノリでした。
ペースも自然のアップアップ
もしかしたら超ロングの適正ありかも・気分よく思いながら

~80K 5:30/k
でもその気持ちは、脚の痛みで一瞬にしてなくなる。
股関節の付け根、太腿の前が、
1歩1歩の着地衝撃でズキズキと痛みだす。
痛みを軽減するのは止まることだが、
今止まれば後が地獄に
この状態があと3時間も続くのかと思うと気持ちは超ブルーに。
各エイドで逆転しながら、
デットヒートを繰り返してたあの赤いランナーに
またまたあっさり抜かれたが・・
今回はもう追いつけない、姿を追う気力も全くない。
~90K 5:40/k
ストライドが徐々に落ちてくるが、
なんとかピッチだけは180台半ばで維持。
でも走っていること自体で気分が悪く感じられ、
仲間の応援にも愛息を振りまけない・・・
気分がしんどいやらエネルギー切れがわからない状態に
~ゴール6:10/k
ラスト9Kのフードステーションで、最後の捕食。
最小限の時間ロスでまた走り出したが、
脚が硬直しいよいよ動かない、ペースは7:30/kまで落ちる・・
あ~これで9時間切りもないかなあ・・と思ったが、
ラスト5Kぐらいで、
ゴールまでの頑張り続ける残った距離や時間がパッと認識でき、
元気を取り戻す。
痛みをあまり感じなくなる。
コースも走りやすい路面になりペースは5:30/k程に。
そしてゴール、ゴール・・・
感動一杯のシーンでなく、
「もういいや」気分のゴール。

ケガで今回エントリーできなく、
コース上、またゲート付近で応援してくれた女性のエリートランナーに
弱気にひと言ふた言、
「ウルトラは体に悪いよ~、出ないで良かったかも・・」(笑)

ということで、約9時間かけていい経験と体験をさせてももらいました・・
指導者として今後、ワンランク上のアドバイスができそうです(笑)
最後に・・・
あすリードRCは昨日の年次総会で今年度は活動修め。
4月からいろいろな面で内容の充実を図りますが、
このブログは今後、RCの活動を報告するページに改めて行きたいと思います。
その為には、最近頻度落ちてましたが、
マメに記載していくようにしますね。
当RCの内容はこちらのホームページで
2015年の運営内容を更新してますので、
現RC以外の方もぜひ見て頂き、
RCへお気軽にお問い合わせ、またご参加ください。
松井
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