「第11回全日本マラソンランキング」から考察しました!
ランナーズ誌が集計している
「全日本マラソンランキング」(性年齢別1歳刻み)
の第11回目の発表が先週末に雑誌の別冊付録であり、
FBなどで皆さん大変盛り上がってました。

あすリードRCの会員で、
100位以内で雑誌に掲載されていたランナーは以下の通りです。
(年齢は省略というか配慮してます・)
男性 2名
平田さん 82位
(※ランナーズ本誌の記事に取り上げられました)
塚原さん 64位
女性 12名
峯さん 8位
太田さん 26位
藤井さん 18位
岡部さん 17位
小島さん 63位
尾畑さん 60位
山田さん 59位
森さん 45位
柳田さん 63位
市川さん 83位
竹内さん 57位
増崎さん 8位
順位アップ、初ランクイン、
ちょっとダウンなど、中身は様々ですが・・
皆さん、掲載され、大変おめでとうございました!
で、そのランキングから、
もう少し深~く、ランナーを考察します。
まずは、性別から・・・
私は、今回男性50才の部、6934人の15位でした。
上記の岡部さんは、女性●●才の部1938人中17位でした。
増崎さんは、女性●●才の部296人中8位でした。
残念ながら今回は漏れた土居原さんは、男性45才の部7963人中の117位でした。
ランクインするには、
男性は厳しい、30-40歳代は特に厳しいとか言いますよね。
(土居原さんが今回不平を漏らしているわけではありません(笑))
確かに、分母にあたる全男性のフル完走者数は24万6千人、女性は6万6千人です。
男性40歳は、8265人の完走者がいます。
これだけから考えると、分母が8000人か、300人では、
ランキングの入りやすさ、上位に行きやすさが違うと思います。
でも、その分母を日本の総国民とするとまた違った見方ができます。
私は、男性50歳の総国民79万人中の15位です。
岡部さんは、88万中の17位です。
増崎さんは、103万人中の8位です。
この100位ランキングに載らなかったランナーも
約80-100万人中の300位、200位、150位なんですね。
運動している人(できる人)、していない人(できない人)、
走っている人、走ってない人、
フルマラソンに出ている人、出ていない人と
絞っていった結果、
42Kという非日常的な距離の完走を目指して、練習を積み重ね、
その結果、素晴らしい全身持久力を身につけたランナーに絞った、
ランキングが、この「全日本マラソンランキング」です。
女性は、男性と比べて長い間制限のあった社会的な条件の中で、
運動、ましてやフルマラソンに取り組むとこが困難な環境にあることは
少なからず今でもあるでしょう。
また、女性は、
心肺機能や筋力面でも男性と比べフル完走へのハンディはあるでしょう。
なので、女性はフルマラソンを完走すること自体が、
日本人全体から考えと絶対数は少なく困難なことだと言えます。
なので、男性、女性の難しさ、容易さの差はないと考えます。
次に年齢から考察します・・・
ランキング1位の記録は、
男性33歳(2::08:50)、女性32歳(2:28:54)ぐらいから下降線をたどります。
フル全完走者の平均タイムは、
男性46歳(4:27:00)、女性45歳(4:52:09)がピークで、それから下降線をたどります。
このことから・・
一流選手のマラソンの記録と多いに関連のある
心肺持久力(最大酸素摂取量)という体力は30歳を過ぎると徐々に衰え、
一般市民ランナーマラソンの記録と多いに関連のある
脚の筋持久力は、45歳過ぎから徐々に衰えると確認できます。
オリンピックで優勝するマラソンランナーで40歳を超えていたランナーはいませんが
でも、一般市民ランナーのマラソンでは50歳を過ぎても、
自己記録を更新する例は少なくありません。
これは、市民ランナーには今まで頑張って来なかった分、
まだまだ未開発な体力(伸びシロ)があり、
練習でそこに刺激が入ると記録は更に伸び続けます。
でも、市民ランナーでも10年近くしっかり継続して頑張ってきた人は、
もう伸びシロは殆どなくなり、体力の下降線に乗ってしまいます。
今、まさしく私はこの下降線に乗り始めたところで、
48歳の自己ベスト2時間43分45秒から
49歳で△1分19秒、
50歳の今回は△1分13秒で2時間46分17秒でした。

さて、新しいシーズンが始まってます。
秋~冬にかけてのレースで記録更新を目指している方が大多数かと思います。
これは当然、まず必要なことで、自己を極めていく、素晴らしいことです。
でも絶対値の記録(自己新記録)には、限界があります・・・絶対。
でも相対値の記録(性年齢別ランキング)には、日本一にならない限り限界はありません。
「フルの記録が更新できなくなったから、
もうフルマラソンは止めて○○レースへ、○○ランへ」と
いうロードランナーもこれから多くなると思いますが・・・
「全日本マラソンランキング日本一」になるまで、
つまり、性と年齢が同じ約100万の日本人の最後の一人になるまで・・
毎年このランキングを励みに
フルマラソンに挑んでいく・・
これを私は、自己の究極の目標としています。
皆さんも私と競争で・・
最後の一人になるまで、
あすリードで頑張っていきましょうよ、絶対・・・(笑)
松井
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