筋トレの必要性(5・最終回)
「筋トレの必要性」シリーズの最終回です。
今回は、
・自体重を使ったジャンプ系トレーニングによる走効率の強化
方法です。
代表的なお勧め種目は末尾に画像を入れています。
その前にこのシリーズのまとめを・・・
マラソンのパフォーマンス(タイム)を決める要因として
大きく3つのポイントに分けらます。
1)最大酸素摂取量が大きいこと。
ランニング中に肺と心臓を通して
筋肉に取り込める酸素量の最大値のことです。
簡単言うと1500m程度の中距離走の全力走のタイムが速いことです。
次に
2)無酸素性代謝閾値が高いこと。
1500mの全力走が6分00秒(4:00/k)のランナーがいます。
この4:00/kのスピードでフルマラソンを走り続けたら2時間48分ですが、
そんなことはあり得なく
4時間00分~4時間30分ぐらいになると思われます。
フルマラソンは、最大でなくその何%かで42㎞を走り続けます。
上述のランナーの場合、
4時間00分なら最大の72%で、
4時間30分なら最大の65%になります。
その%と関連が深い値が「無酸素性代謝閾値」です。
最大酸素摂取量が大きいことに越したことはとはないですが、
最大の70%なのか、75%なのか、80%で走り続けられるかで
パフォーマンス(タイム)が違ってきます。
ランニング中に徐々に速度を増していくと、
酸素を取り込み使うエネルギー経路だけでは供給が追いつかなくなるので、
筋肉に蓄えら得ていたグリコーグンが急激に分解され、
息が荒くなったり、血液中の乳酸値が急に高くなる地点(速度)のこと。
簡単に言うと、気持ちよく走れる速度と苦しくなってくる速度の境のこと、
これを「無酸素性代謝閾値」といいます。
私の場合はこの閾値は最大の約85%程度で、
フルマラソンを走り切ります。
そして3番目の要因が
「ランニングエコノミー」と言われる、
ランニングの経済性で、
ランニングフォームの良し悪しで決まります。
ランニングのフォームは
・無駄な上下動、左右動(水平動)が大きく見られる
・力みがあり、リズミカルに腕、下肢の動作が動いていない
と、非常に経済性の悪い走りということです。
私のフォーム指導では、
トレッドミルを10-15分程度走ってもらい動画でアドバイスしてます。
その時は、上記のポイントで評価し改善指導しますが、
同じく重要なことは、
フレッシュな状態の時のフォームを
如何にに長く持続できるかということです。
マラソンレースでの2時間以降、30㎞以降に
スタート時と同じリズムで体が動き、脚が回っているでしょうか?
当然、距離が長くなれば地面からの衝撃で、
下半身の筋肉が疲労し、
接地時間が長くなり腰が落ち、
微妙に体も前後左右にブレ始めます。
体を支える体幹部(腹筋、腰背部)の筋力が劣っていると
更に上半身まで安定せず無駄な動きが生じてきます。
つまりランニングフォームには、
筋の持久力、筋肉の粘り強さが関わっているのです。
その粘りの強化のためには、
走り込みと併行して筋トレが必要です。
このことを私は市民ランナーの方々に
声を大にしてこれからも言い続け、
指導していきたいと思います。
この「筋トレ必要性」シリーズで
既に記載したポイントや種目を理解し実施できているのなら、
さらに以下のような走動作に近い種目も
定期的に実施しましょう。
多くの回数や長い距離を、
フォームの乱れなく維持することで
実際のランニングパフォーマンス(タイム)向上に
繋がっていくことでしょう!
片足連続ホッピング
片足100回×2-3セット
ロングスキップ
200m×2-3本
または
400m×1本
以上で、私の大大、大好きな(笑)「筋トレ」シリーズを終わります。
松井
今回は、
・自体重を使ったジャンプ系トレーニングによる走効率の強化
方法です。
代表的なお勧め種目は末尾に画像を入れています。
その前にこのシリーズのまとめを・・・
マラソンのパフォーマンス(タイム)を決める要因として
大きく3つのポイントに分けらます。
1)最大酸素摂取量が大きいこと。
ランニング中に肺と心臓を通して
筋肉に取り込める酸素量の最大値のことです。
簡単言うと1500m程度の中距離走の全力走のタイムが速いことです。
次に
2)無酸素性代謝閾値が高いこと。
1500mの全力走が6分00秒(4:00/k)のランナーがいます。
この4:00/kのスピードでフルマラソンを走り続けたら2時間48分ですが、
そんなことはあり得なく
4時間00分~4時間30分ぐらいになると思われます。
フルマラソンは、最大でなくその何%かで42㎞を走り続けます。
上述のランナーの場合、
4時間00分なら最大の72%で、
4時間30分なら最大の65%になります。
その%と関連が深い値が「無酸素性代謝閾値」です。
最大酸素摂取量が大きいことに越したことはとはないですが、
最大の70%なのか、75%なのか、80%で走り続けられるかで
パフォーマンス(タイム)が違ってきます。
ランニング中に徐々に速度を増していくと、
酸素を取り込み使うエネルギー経路だけでは供給が追いつかなくなるので、
筋肉に蓄えら得ていたグリコーグンが急激に分解され、
息が荒くなったり、血液中の乳酸値が急に高くなる地点(速度)のこと。
簡単に言うと、気持ちよく走れる速度と苦しくなってくる速度の境のこと、
これを「無酸素性代謝閾値」といいます。
私の場合はこの閾値は最大の約85%程度で、
フルマラソンを走り切ります。
そして3番目の要因が
「ランニングエコノミー」と言われる、
ランニングの経済性で、
ランニングフォームの良し悪しで決まります。
ランニングのフォームは
・無駄な上下動、左右動(水平動)が大きく見られる
・力みがあり、リズミカルに腕、下肢の動作が動いていない
と、非常に経済性の悪い走りということです。
私のフォーム指導では、
トレッドミルを10-15分程度走ってもらい動画でアドバイスしてます。
その時は、上記のポイントで評価し改善指導しますが、
同じく重要なことは、
フレッシュな状態の時のフォームを
如何にに長く持続できるかということです。
マラソンレースでの2時間以降、30㎞以降に
スタート時と同じリズムで体が動き、脚が回っているでしょうか?
当然、距離が長くなれば地面からの衝撃で、
下半身の筋肉が疲労し、
接地時間が長くなり腰が落ち、
微妙に体も前後左右にブレ始めます。
体を支える体幹部(腹筋、腰背部)の筋力が劣っていると
更に上半身まで安定せず無駄な動きが生じてきます。
つまりランニングフォームには、
筋の持久力、筋肉の粘り強さが関わっているのです。
その粘りの強化のためには、
走り込みと併行して筋トレが必要です。
このことを私は市民ランナーの方々に
声を大にしてこれからも言い続け、
指導していきたいと思います。
この「筋トレ必要性」シリーズで
既に記載したポイントや種目を理解し実施できているのなら、
さらに以下のような走動作に近い種目も
定期的に実施しましょう。
多くの回数や長い距離を、
フォームの乱れなく維持することで
実際のランニングパフォーマンス(タイム)向上に
繋がっていくことでしょう!
片足連続ホッピング
片足100回×2-3セット
ロングスキップ
200m×2-3本
または
400m×1本
以上で、私の大大、大好きな(笑)「筋トレ」シリーズを終わります。
松井
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