インターバル走への挑み方
春から夏にかけて、スピード強化、ということで
インターバル走に取り組むランナーも多くなりますが・・・・
フルマラソンを最大の目標としているランナーであれば
そのための練習というのを理解した上で実施することが肝要です。
インターバル走は、
・短時間で高強度の練習ができる
・フォーム改善につながる
というメリットが一般的には考えられます。
また、走行中はハーハーゼーゼーですが、
終了後、辛かった分以上のなんとも言えぬ「爽快感」が湧きあがりますよね。
ちなみに、レースでもうまく最後まで失速せずに走れれば、
・5-10kmのレースでも同様に「爽快感」が
・ハーフレースでは「満足感」が
・フルでは「達成感」を得られるということで・・・
レース距離により走ったあとの「おいしさ!?」に違いがあります。
さて、本題にもどり、インターバル走について、
これが私の1kmのインターバルでの強度(心拍ゾーン)の変化です。

これが私の2kmのインターバルでの強度(心拍ゾーン)の変化です。

共に200mの緩走約2分を挟みながら4-6本繰り返していますが、
平均ペースは、
1kmインターバルは5-10kmのレースペースで
2kmインターバルは、10km-ハーフのレースペースになります。
また本数を重ねるに従い、心拍ゾーン(数)もあがる、
徐々にペースアップしていくこともポイントです。
フルマラソンにつなげるインターバル走は、
上述したメリットに加え、
・ペース感覚も高強度トレーングのなかで養える、養う
ということです。
1kmと2kmのインターバル走の急走部での速度は違いますし、
また、1本の中でも前半より後半をややビルドアップ的に、
また合計の4-6本通してもビルドアップ的に走れれば、
ペース感覚が研ぎ澄まされます。
ペース感覚は、
42kmフルを走りランナーにとっては
磨き抜かないといけないスキルですから・・・
インターバル走、最初の1本目から猛スピードで飛び出し、
後半息もあえぎながら、
大きく腕を振りストライドを伸ばし
フォームが乱れるも失速を防ぎつつ頑張り抜くのは、
マラソンランナーのインターバル走への挑み方ではありませんので・・
秋口になると、
インターバル走も、
3ー2-1kmの2セットパターンも実施します。
これが私のそのインターバルでの強度(心拍数)の変化です。

一つの練習のなかで、
距離考え、セット数を考え、走速度を
遅過ぎず、速すぎず、コントロールする、
大変、高度な練習です。
緩走部は本数間が200m、セット間が400mで、
この練習の合計距離は15kmにもなり、
高速での脚の持久力の強化にもつながります。
でも、このような各インターバル走はなかなか
一人では実施できないし、
やったとしてもビルドアップ的に最後まで頑張る抜くのは大変ですよね。
だからクラブの練習会を利用するのはいいことです。
私が、大阪のグンゼスポーツ桜宮で指導している練習会では、
毎週火曜の夜に、インターバル走などのスピード持続力系を
実施してますので、
ぜひそういう機会を利用し、
インターバル走に挑んでください!!
松井
スポンサーサイト